幸せ師ユーイチです☆
 
 実は私は、長崎商工会議所の販売士協会に所属しております。
 興味ある方、一緒に販売士協会で活動しませんか?♪

 さて、そんな私の原稿が販売士プラザに掲載されたので紹介いたします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

     「マズローの欲求段階説」
〜「自己実現の欲求」の更にその上の段階を発見?!〜

           

             

 
販売士の資格取得者であれば「マズローの欲求段階説」は既知かもしれない。

 マズローによれば、人間の欲求は「生理的な欲求」にはじまり、「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認の欲求」を経て、「自己実現の欲求」が頂点ということになっている。

 私は、つねづね、この説に疑問を抱いていた。

 そして、脳科学や様々な自己啓発書について学んだ結果、「自己実現」のさらにその上があることを確信した。

 それは「感謝と奉仕の欲求」である。

 

 私が、「自己実現の欲求」に疑問を抱いたのは、自身の経験によるものだった。

 私は30代において、ささやかながら自分がしたいことはやり尽くしてしまった。

 手帳に夢を描き、がむしゃらに20代をつっぱしり、30代前半には(私にとっては)十分と思える自己実現を果たした。

 では、それでめでたしめでたしかというと、そうではない。

 突如、バーンアウト状態に襲われた。

 燃え尽き症候群となり、何もする気が起きなくなったのだ。

 救いを求めるように、様々な書籍をあたるうち、同じような症状がスポーツの世界でも往々に起こることがわかった。

 それは「世界チャンピオン」や「金メダル」をとった選手たちである。

 私のささやかな自己実現と比べるのも恐れ多いが、スポーツ選手にとって「世界チャンピオン」や「金メダル」は究極の自己実現である。

 その自己実現を果たした瞬間に、今度は目標を見失い、バーンアウト状態になるのである。

 更に調べると、経営者でも、年収5000万円を越えたあたりから、バーンアウト状態になる人が多いということが分かった。

 それくらい稼ぐようになると、もはや貯金残高は数字でしかなく、使っても使い切れない状態になるので、それ以上の欲求がなくなるというのだ。

 それまでは「じゃんじゃん稼いで、良い車に乗って、良い服着て、うまいものを食うぞ!」という、欲望のエネルギーで頑張れるのだが、すべてが満たされた瞬間、欲望がうせ、それ以上お金を稼ぐ意味を見出せなくなってしまうのだ。

 

 しかし、同じように自己実現を果たして、さらに飛躍する人がいることも事実である。

 私は、バーンアウトする人間と、更に飛躍する人間の違いを調べてみた。

 すると、面白いことが分かった。

 自己実現を果たした後、更に飛躍する人間はほとんどといってよいくらい「奉仕活動(ボランティア)」をしているのである。

 

 一部上場企業で、更に人格者として名高い経営者を調べてみるといい。

 ほぼ100%なんらかの奉仕活動をしているはずである。

 

 そういう人を指して「悪いことして稼いでいる免罪符だよ」とか「そんなの寄付金控除が受けられるから、世間体のために寄付してるんだよ」なんて輩もいる。

 私だって、昔はそう思っていた。

 ましてや、ボランティアを、どこか偽善めいたものにしか思えなかった。更に悪いことには、ボランティアを自己犠牲としか思えなかった。

 しかし、ここで強調しておくが、ボランティアは「自己犠牲」ではなく「究極の喜び(エネルギー)」である。

 

 私は現在、週末の金・土曜日の夜だけ、店を閉めた後に手相占いをしている。

 「幸せ師」と名乗り、活動のコンセプトは「関わる人を幸せにする」である。

 占いの内容も、占いを当てることより、いかにその人を幸せに導くかに重点を置いている。

 そしてさらに、売り上げの10%を世界を幸せにする活動(寄付)にあてている。

 これが非常に好評で「みなさまのお金で、バングラディッシュの女の子の生活費を賄っています」などの報告をすると、みんな純粋に喜んでくれる。

 人間は、元来誰かを笑顔にすることに喜びを感じる生き物なのである。

 

 はじめは、カンボジアに井戸を掘りたくて始めた活動だったが、今では大好評となり多いときは一日50人以上のお客様が並んでくださる。しかも、寒空のもとで1時間待ちである。

 もう、感謝の言葉しかない。

 当然、私自身にも負担はかかる。

 朝は9時半から仕事を始め、閉店後、さらに深夜2時近くまで手相鑑定を行っている。

 実に16時間労働である。

 毎週末、そんな感じだ。

 手相鑑定はカウンセリングに近いところがある。一日、仕事が終わった後に50人近くをカウンセリングしていると思っていただければ、少しは大変さが伝わるだろうか?(ちなみに鑑定後、私の体重は1キロ近く減っている)

 普通に考えれば、体が持つはずはない。

 

 正直言って、ただの小遣い稼ぎなら夜10時くらいで適当に閉めて、気持ちよく酒でも飲んで帰ることだろう。

 しかし、私を深夜2時まで働かせるモチベーションは「売り上げ10%の寄付」である。

 この稼ぎが、世界中の子どもたちの笑顔につながると思うと、魂がワクワクするのである。

 自分自身の欲求を満たすだけなら、こんなにはがんばれない。 

 その先に「感謝と奉仕の欲求」があるから、常識を超えたがんばりができるのだ。

 

 ぜひ、この話を紹介させてほしい。

 女子ソフトボールが金メダルを取ったことは、まだ記憶に新しいだろうか?

 上野投手の常軌を逸した頑張りの投球は、日本中を感動の渦にまいた。

 そんな上野投手には、常にあるイメージがあった。

 それは「金メダルを取って、亡くなってしまった恩師の墓参りに行く」というイメージである。

 さらに、彼女は金メダルをとる目的を「ソフトボールをしている子どもたちに、夢と希望を与えるため」と言い切っている。

 そう、彼女は初めから「金メダル」による自己実現が目的ではなく、恩師への「感謝」と、子どもたちに夢を与えるという「奉仕の欲求」をもっていたのである。

 だからこそ、あれほどの結果を残せたのである。

 「感謝と奉仕の欲求」は「自己実現の欲求」を超える好例だ。

 

 最後に、マズローについて語りたい。

 じつは、彼は晩年「自己実現の欲求」のさらにその上に「自己超越」の段階があることを発表している。

 これが、世間にあまり知られていないのは、あまりにも残念である。

 そう、ちゃんとマズローも「自己実現の欲求」のさらにその上があることに気づいていたのである。

 わたしは、ちょっぴりマズローを超えた気でいたが、いやはや、やはり偉人は偉人である。

 私などは、足元にも及ばない。

 

コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL